アフリカ仮面

アフリカの仮面
ABOUT AFRICAN MASK

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アフリカの仮面について
ABOUT AFRICAN MASK

 


アフリカの仮面は大変歴史が深く、少なくとも紀元前後にまで遡るとされます。
主に、西〜中央アフリカの農耕民族の間で、民族の祭礼(農耕祭・葬儀・成人式・秘密結社の儀式など)の中で、仮面や衣装を身につけた踊り手によるダンスが行われるなど、仮面はアフリカの伝統社会のなかで重要な役割を果たします。

アフリカの仮面

仮面文化を持つ民族は、それぞれ独自の神話をもち、神話に登場する人物や動物を仮面のモチーフとします。そのため、それぞれの仮面に様式や役割があります。
アフリカの仮面の多くは木彫りでできていますが、大きさや形状、種類は実に様々です。顔の前を覆うお面状のものの他にも、ヘルメット型仮面や頭上面、2メートルを超える大きなものまであり、その造形には民族固有の美意識や世界観が表現されています。
私たちの概念を超えるユニークな造形、力強さを持つアフリカの仮面は、精霊、祖霊、超常力のよりしろとして、アフリカの人々の世界観を感じられるプリミティブアートの代表といえます。

アフリカのマスク

 

バウレ族のゴリ プレプレとは
ABOUT BAULE "KPLE KPLE" 

 


コートジボワールのバウレ族の仮面の一つ。
バウレ族では村の重要人物の葬儀や、村が災難に見舞われた時などに「ゴリ」という仮面舞踏を行います。精霊の一家を表す「ゴリ」には4種類の仮面があり「プレプレ」はその中の息子(年少男子)の役割として、一番最初に登場し、ラフィア椰子の葉でできた衣裳に全身を包んだ踊り手が、荒々しい踊りを披露し「ゴリ」の始まりを告げます。

プレプレ仮面

丸い平面的な顔面に大きな2つの角と目、歯を剥き出しにした口が特徴のプレプレマスクは、太陽や動物を象っていると言われています。
赤いタイプが女性、黒いタイプが男性とされることもありますが、着用しているのはいずれも若い男性で、またゴリ一家の中では年少男子を示しているなど、その意味合いには諸説あり、マスク自体も地域の村々によりいろいろなタイプが存在します。
力強さの中にも、憎めない愛らしさがあるこのマスクは、世界のポップカルチャーにも影響を与えたとされ、日本では数あるアフリカの仮面の中で、最も人気の高い仮面といえます。

バウレ族プレプレ仮面

 

パスポートマスクとは
ABOUT PASSPORT MASK

 


西アフリカの各種の仮面で、「パスポートマスク」と呼ばれる、ミニチュアサイズのものがあります。通常サイズの仮面は儀式で着用するために作られていますが、パスポートマスクは、仮面の形を再現した携帯用の小さな仮面で、普段は人目に触れないところに保管し、狩猟や戦争の際にはお守りとして、腕や首にかけて携帯したといわれます。また、移動の際、自らの所属集団の身分証明書としての役割もあったとことから「パスポート」と呼ばれています。
その他に、秘密結社の入会の儀式に「踏み石」として使用されていたという説もあります。
いずれにしても、儀式用の仮面同様、精巧につくられたパスポートマスクは、世界中にファンがいるコレクターズアイテムです。
スタンドに飾ったり、壁にかけたり、インテリアのアクセントとしてお楽しみください。

アフリカのパスポートマスク
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