シールト バッターニエとは
ABOUT SIIRT BATTANIYE
「バッターニエ(battaniye)」とはトルコ語で「毛布(blanket)」を意味します。
中でも、トルコの東部、シールト地方の少数部族に伝わるこのバッターニエは、無染色の天然毛を起毛させた、暖かくて柔らかい手織りキリムの織物です。
この地域では寒くて長い冬の間、外での作業時にはコートとして、夜は毛布として、軽くて暖かいバッターニエは、冷えた体を温め、心を暖かくしてくれる必需品でした。今でも敷物、毛布、マント、カバー、膝掛けなどいろんな用途で使われます。
シールトのバッターニエは、天然のナチュラル毛（ゴート（山羊）毛、またはウール）を使用し、織るときに表側にタワシのようなブラシで毛を流して起毛させ、毛の流れでモチーフを作っていくのが特徴です。使ううちに毛の流れは馴染み、ヴィンテージ品の場合はキリム自体に織られた模様のみが残ります。
裏は普通のキリムと同じ状態ですので、シーンに合わせて２つの表情をお楽しみいただけます。
オールド品 バッターニエについて
ABOUT OLD BATTANIYE
基本的に、商業用でなく家庭用に織られ、暮らしのなかで使われていたバッターニエで、主に30年以上前に作られたものを指します。色やデザイン、目の細かさなど現在生産されるものでは見られないさまざまな技術が織り込まれているのが特徴です。
古いものになると、シールト・バッターニエの特徴である、長い毛足の起毛部分が擦れたり、ムラができたりといった経年による変化がありますが、それも含めてとても魅力的な風合いがあります。
ラグやソファやベッドカバーとして、ブランケットとして、さらに壁に掛けてもおしゃれなヴィンテージならではの存在感をお楽しみいただけます。
新作 バッターニエについて
ABOUT NEW BATTANIYE
織られたばかりの新品未使用のもの、または織られてから比較的日が浅く保管されていたものを指します。伝統的な手織りの技法を用いて、シールト地方で生産されています。
新作バッターニエの魅力は、オールドに比べて手ごろな価格で、使いやすいサイズが手に入ること。そして、起毛の毛の流れで描かれた美しいモチーフを楽しめることです。毛の流れで描かれたモチーフは、クリーニングや長年の使用によって、馴染んで消えてしまいますので、新品ならではの楽しみです。
現代の日本の住宅、マンションなどでも、馴染みやすく使いやすい比較的ライトな風合いでカジュアルにお使いいただけます。
#SEO
