エチオピア・ジンマとは
ABOUT JIMMA ETHIOPIA
東アフリカの内陸国、エチオピア。ジンマ（Jimma）とは、その南東部に位置する都市一つです。18世紀後期〜20世紀前期頃まではジンマ王国として栄えました。
エチオピアは世界のコーヒー発祥の国と言われていますが、その中でもとりわけ、ジンマはコーヒーの起源とされるエリアで、この地域一体が昔「カッファ（Kaffa）」と呼ばれる州だったことが、コーヒー（Coffee）の名前の由来になったとも言われています。
エチオピアの木製品について
ABOUT ETHIOPIA WOOD WORK
アフリカを代表する工芸品というと、西アフリカを中心とした、仮面や彫像などの木彫り文化が真っ先に挙げられますが、エチオピアでは一部の少数民族を除いて、仮面や彫像はほとんど見られません。その一方でエチオピアの木彫文化は一刀彫のスツールや椅子、コーヒーテーブルなどの家具類から、携帯用の木彫り枕、らくだの首にかける木鈴に至るまで、仮面・彫像とは別に発展してきました。
特に大きな1つの丸太を一刀彫にした、3本脚の優美なスツールは、非常に美しく他のアフリカ地域で作られるスツールとは、また一味違った洗練されたデザインです。また、コーヒー発祥の地であるエチオピアでは、カリオモン（コーヒーセレモニー）と呼ばれる、日本の茶道のような独特の入れ方・作法があり、そのコーヒーセレモニーに用いる道具として、ポットやカップなどの茶器とともに、大小さまざまなコーヒーテーブルなど、エチオピアならではの木製品が発達し、独自の文化をつくっています。
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