セヌフォスツール

セヌフォ族と椅子
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セヌフォ族とは
ABOUT SENUFO PEOPLE

 


アフリカには今も3000以上の民族が暮らし、それぞれ2000以上の言語と独自の文化を持っていると言われています。
マサイ族やズールー族などが有名ですが、セヌフォ族もそんなアフリカの先住民族の一つです。西アフリカのコートジボアール北部を中心に、隣国のマリやブルキナファソにまたがる地域に暮らしています。
大きなアフリカ大陸の中で見ると、とても小さなエリアに見えますが、セヌフォ族の生活圏域は日本の本州に匹敵するくらい広域にわたり、人口も推定では200万人を超えるとも言われる比較的大きな農耕民族です。

セヌフォスツール

 

セヌフォ族のスツールについて
ABOUT SENUFO STOOL

 


セヌフォ族で、古くから伝統的に家長の手によって作られ、各家庭に受け継がれてきたセヌフォスツールは、アフリカンチークなどの堅くて丈夫な広葉樹を材料とし、一本の丸太を「ノミ」の様なもので削ることで成形されています。セヌフォ族のスツールと一言で言っても、多数の地域集団に分れているため、地域ごとに材料となる木の種類や作風にも差があります。

最も代表的な形は、当店のロゴのモチーフになっているような、やや反りのある楕円形の座面に、先端に向かって細くなるボリュームのある4本脚がついたタイプ。柔らかなラインでありながらも、ダイナミックで存在感のあるフォルムはどこか動物のような愛らしさがあります。
先端にかけて細まる脚は、床や舗装された地面ではなく、土の地面に差し込みやすいように。また、洗濯時に多少の川の流れにも負けないよう、どっしりとたくましい作りに。と、独特の美しいフォルムは、商業目的ではなく暮らしの中の実用に即して生みだされた機能美そのものです。

セヌフォスツール

このスツールは一本の木から一つ一つ手作業でくり抜いて作るので、全く同じ形は存在しません。実用を目的とした物でありながら、材料をとっても、それを成形する技術や手間をとっても、その価値はもはや芸術の域に達していると言えるでしょう。
 
そんなセヌフォスツールの私たちの暮らしの中での使い方やコーディネートは多様です。椅子として腰掛けるのはもちろんですが、ソファやローチェア周りでサイドテーブルとして、お気に入りの植物や小物を飾るディスプレイ台として、そのまま棚上に飾るオブジェとして、、楽しみ方は無限大。
プリミティブなアイテムでありながら、モダンな空間にも、和の空間にも、程よく存在感を持ちながらもすっと馴染む、アートの様な逸品です。

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