ドゴン族　木彫像

 
西アフリカ・マリの中央部バンディアガラ山地に住むドゴン族は、独自の宇宙観、世界観をもち、天地創造をはじめとする数多くの神話が語り継がれています。
 
これはドゴン族を象徴するウサギの仮面をつけた、大変貴重な木彫像です。
円筒形の台座の上に体をわずかに前かがみにするように、足を少し曲げバランスを取って立った人を模っています。
 
この種の仮面をつけた木彫像は、大切な呪物の一種で、仮面社会の属する男性ダンサーによって作られたウサギの仮面（ディヨンモ）と関連があります。こうした仮面は、年齢階層構造に従い執り行われる儀式の際に着用されました。
 
とても素朴な表現ですが、仮面をつけた愛嬌のある姿が魅力的なアフリカンアートを代表する逸品。
存在感抜群でインテリアのアクセントにおすすめです。
 
ヴィンテージ品ならではの傷や補修痕、虫食い痕があります。
※写真の状態をよくご確認いただき、風合いとしてご理解の上、お求めください。