クバ布　草ビロード
ショワ族のラフィア刺繍布

 
ショワ族のクバ布、ラフィアの刺繍布です。ラフィア椰子の葉から糸を作り平織りの布を織ったあと、さらに植物などで染めたラフィアの糸で刺繍して作っています。繰り返し織り込まれる、幾何学的な文様のモチーフは、身近なものから想起されたものが多く、作り手の女性の地位や年齢などが織り込まれているとも言われています。一枚を製作するのに長い年月を要するため、途中で材料や色味が変わったり、気分が変わって柄が変わったりと、自由でおおらかなアフリカらしい感性が魅力の品です。
 
こちらは平織りの表に出た目を撚りのない普通のラフィアの糸でひとつずつ拾うミシーンと呼ばれるシンプルな技法を主に用いてつくられているので、表面は比較的平滑な仕上がりですが、その分、模様が美しく周囲にそのまま残されたラフィアの繊維がかっこいい味わい深い一品。壁に飾るのはもちろん、薄めなので、センターテーブルのクロスなど敷物にも最適です。

ヴィンテージ品ならではの擦れや綻び、シミやムラ、などがあります。
※写真の状態をよくご確認いただき、風合いとしてご理解の上、お求めください。